「ウォッシャー液を補充したい」「バッテリーが上がったかも」と、ルークスのボンネットを開けようとしたものの、「レバーがどこにあるか分からない」「途中で引っかかって開かない!」とお困りではありませんか?
初めてだと、車内のレバーの位置や、ボンネットの隙間にあるフックの開け方に戸惑ってしまいますよね。
この記事では、元自動車整備士の筆者が、車に詳しくない方でも絶対に迷わない「ルークスのボンネットの開け方」を3つのステップで分かりやすく解説します。

スマホを見ながら、この手順通りに進めれば1分で安全に開けられますよ!
●車内のボンネット開閉レバーの位置と引き方が理解できます。
●ボンネットの隙間にあるフックの解除方法が理解できます。
●ステーを使ってボンネットを安全に固定する手順が理解できます。
●車を傷つけないボンネットの正しい閉め方が理解できます。
ステップ1:車内の「ボンネット開閉レバー」を引く

まずは車の中にあるロックを解除して、ボンネットを開ける準備を整えましょう。
ボンネットは走行中に誤って開かないよう、車内と車外の二重ロック構造になっているからです。
運転席の右下、足元の少し上あたりを覗き込んでいただくと、車のボンネットが開いているマークがついた黒いレバー(ボンネットオープナー)が見つかるはずです。
このレバーを操作することが、ボンネットを開けるための最初のステップとなります。
レバーを「ガコン」と音がするまで手前に引く

見つけたレバーは、カチッ(またはガコン)と確かな音がするまで手前にしっかりと引いてください。
中途半端に引いただけではワイヤーが十分に引っ張られず、車内の一次ロックが解除されないためです。
実際に奥までしっかりと引いてみると、車の前方のボンネットが数センチほど「ポンッ」と音を立てて浮き上がるのが運転席からも確認できます。
ボンネットが少しでも浮き上がっていれば、車内のロック解除は無事に完了した証拠です。
💡【よくある間違いに注意!】 近くにある「給油機のマーク」のレバーはガソリン給油口のレバーなので注意してください。
焦っていると見間違えやすいため、操作前にマークの形をしっかり確認することが大切です。
もし足元が暗くて見えにくい場合は、スマートフォンのライト機能などで照らして探すと確実に見つけることができます。
ステップ2:ボンネットの隙間にある「フック」を外す

車外の正面に回ったら、浮き上がったボンネットの隙間に手を入れて二次ロックを解除します。
万が一走行中に車内のレバーに触れてしまっても、風圧でボンネットが全開にならないよう安全装置(フック)が働いているからです。
そのため、現在数センチ開いている状態からそのまま上に力任せに持ち上げようとしても、金具が引っかかって絶対に開きません。
車を傷つけないためにも、必ず隙間にあるフックを手動で外す作業を行ってください。
日産エンブレムの少し左側に手を入れる
フックを解除するためのレバーは、日産のエンブレムの少し左側の奥まった隙間に配置されています。
ちょうどエンブレムの左側付近に手が入りやすいスペースがあり、そこに解除機構が集約されているからです。
少し屈んでボンネットの隙間を覗き込んでいただくと、金属製の小さなレバーのようなものが確認できるはずです。
まずはこのエンブレムの少し左側を目安にして、ゆっくりと指先を差し込んでみてください。
レバーを「上に押し上げる」または「横にスライド」させる
指先にレバーが触れたら、横(右方向など)にスライドさせるか、上に向かって押し上げてください。
このレバーを動かすことでフックの引っ掛かりが物理的に外れ、ボンネットを上へ持ち上げられるようになるからです。
年式によってレバーの形状や動かす方向に多少の違いはありますが、手探りで動く方向へグッと押し込んだままキープするのがコツです。
ロックが外れた感覚(抵抗がなくなった感覚)があったら、レバーを動かした状態を保ったまま、もう片方の手でボンネットをしっかりと上に持ち上げましょう。
⚠️【やけどに注意!】 エンジンを切った直後は、ボンネット表面や内部の金属パーツが非常に高温になっています。
走行直後の熱を持った状態で不用意に触れると、深刻な火傷を負う危険性があるためです。
作業はエンジンが十分に冷えてから行うか、どうしても緊急の場合は厚手の軍手などを着用して、熱い部分に直接触れないよう細心の注意を払ってください。
ステップ3:「ステー(つっかえ棒)」でボンネットを固定する

ボンネットを上まで持ち上げたら、作業中に落ちてこないようステー(つっかえ棒)で確実に固定します。
ボンネットは鉄の塊であり非常に重いため、手や頭で支えながら作業するのは大変危険だからです。
ステーを使わずにウォッシャー液の補充などをしようとすると、風や少しの振動でボンネットが閉まり、挟まれて大怪我をする恐れがあります。
安全に点検やメンテナンスを行うために、開けた直後に必ずこの固定作業を行ってください。
エンジンルームの端にある棒(ステー)を立てる
固定に使う細い金属の棒(ステー)は、エンジンルームの端に寝かせた状態で収納されています。
普段はエンジンの熱や振動の邪魔にならないよう、専用のクリップでしっかりと固定されているためです。
ボンネットを片手でしっかりと支えた状態をキープしつつ、もう片方の手でこのステーの根元付近を持ち、クリップから外して手前に立ててみてください。
このステーを正しい位置にセットすることで、重いボンネットを安全に支えることができます。
ボンネット裏側の「矢印の穴」にステーを差し込む
立てたステーの先端は、ボンネットの裏側に用意されている専用の穴にしっかりと差し込みます。
指定された穴以外に当てがうと、金属が滑ってボンネットが突然落下する危険があるためです。
ボンネットの裏側をよく見ると、ステーを差し込むべき穴のすぐ横に下向きの矢印マークが刻印されていますので、そこを目印にしてください。
ステーの先端を穴に差し込み、そっと手を離してもボンネットが落ちてこないことを確認できたら、無事に開閉作業は完了です。
ボンネットの「正しい閉め方」もチェック!

用事が済んだあとは、走行中に開かないようにボンネットを正しく安全に閉める必要があります。
半ドア状態(一次ロックがかかっていない状態)で走り出すと、風圧で突然視界が塞がれる大事故に繋がりかねないからです。
まずは片手でボンネットを少し上に持ち上げながらステーを穴から抜き、元の位置に「カチッ」と音がするまで戻して固定します。
その後、ボンネットを20〜30cmくらいの高さまでゆっくりと下ろしたら、そこから手を離して重さを利用し「バタン!」と勢いよく落として閉めてください。
💡【体重をかけて押し込まない!】 完全に下ろしてから手で「ギュッ」と体重をかけて押し込んで閉めるのは絶対にやめてください。
最近の車のボンネットは衝突時の衝撃を吸収するために比較的柔らかく作られており、手で強く押すと簡単に凹んでしまうからです。
車体を美しい状態に保つためにも、ある程度の高さから自重で落として閉めるのがプロも実践している正しい方法です。
まとめ:ルークスのボンネット開閉は手順を知れば簡単!
今回は、プロの視点からルークスのボンネットの正しい開け方と閉め方を徹底的に解説しました。
ボンネットの構造は二重ロックになっているという基本を理解すれば、誰でも安全に作業できるからです。
まずは車内のレバーを引き、次にエンブレム横の隙間からフックを外し、最後にステーで固定するという3つのステップを順番通りに行うだけです。
初めての時は少し戸惑うかもしれませんが、フックの位置やステーの差し込み口さえ一度把握してしまえば、次からは迷わずスムーズに開けられるようになります。
ウォッシャー液の補充や日常点検など、ぜひこの記事を読み返しながら安全で確実なメンテナンスを行ってくださいね。


