今すぐ駐車場で大きな荷物を積みたいのに、「シートの倒し方が分からず困っている」「ネットで見たレバーが自分の車にはない!」と焦っていませんか?
この記事を読めば、あなたのミライースの仕様に合わせた正しい後部座席の倒し方が1分で分かり、傷をつけずにサクッと荷室(トランク)を広げられます。
長年ダイハツ車を扱ってきた現役整備士の私が、よくある「シートベルトの噛み込み」といった失敗を防ぐコツを、新型(LA350S系)・旧型(LA300S系)問わず分かりやすく解説します。

この記事で分かること
- 自分の車のタイプ(分割式か一体式か)の見分け方
- レバーとひも(紐)の正確な位置と倒す手順
- シートを倒した後の段差やフラット具合の現実
1分で解決!ミライース後部座席の倒し方手順
結論から言うと、ミライースの後部座席を倒すスイッチは「背もたれの肩口」にあります。しかし、グレードによって「レバーを引く」か「紐(ひも)を引っ張る」かの違いがあるため注意が必要です。
グレードで違う!レバーと紐の見分け方
ミライースの後部座席は、車のグレード(L、B、X、Gなど)によってシートの形状が異なります。まずはご自身の車がどちらのタイプか確認してください。
| シートのタイプ | 主なグレード | 倒し方の操作部分 | 倒れ方 |
| 分割可倒式 | G、Xなど(上級) | 背もたれ肩口のレバー | 左右別々に倒れる |
| 一体可倒式 | L、Bなど(標準・ビジネス) | 背もたれ中央付近のひも(紐) | 左右まとめて一気に倒れる |
💡 整備士からのアドバイス
社用車やレンタカーでミライースに乗っている場合、大半が「一体可倒式(紐タイプ)」です。ネットで「レバーを引く」という情報を見て探し回ってしまう方が多いので注意しましょう。

分割型(G・X系)のレバー操作手順
左右別々に倒せる「分割可倒式」の手順です。片方だけ倒して長い荷物を積むことも可能です。
- レバーの位置を確認する:背もたれの左右両端(肩口)にある四角い樹脂製のレバーを見つけます。
- レバーを引き上げる:レバーを上にカチッと音がするまで引き上げます。
- 背もたれを前に倒す:レバーを引いたまま、背もたれを前方の座面に向かってパタンと倒します。

一体型(L・B系)の紐を引く手順
左右が繋がっていて、一緒に倒れる「一体可倒式」の手順です。
- 紐(ひも)の位置を確認する:後部座席の背もたれの中央(やや上部)、または背面のトランク側から見える位置にある布製のループ状の紐を見つけます。
- 紐を上に強く引っ張る:ロックを解除するために、紐を真上(または手前)にグッと引っ張ります。
- 背もたれ全体を前に倒す:ロックが外れたら、そのまま背もたれ全体を前方に押し倒します。

整備士が警告!倒す際の失敗と注意点
後部座席を倒す際、無理やり力任せに操作すると車を傷つける原因になります。現場でよく見る「2つの失敗」を事前にお伝えします。
シートベルトの挟み込みによる断裂
結論として、シートを倒す前に必ずシートベルトを外側に避けてください。
そのまま倒してしまうと、背もたれの下部の金具にシートベルトが深く噛み込んでしまいます。無理に引き抜こうとしてベルトがほつれ、車検に通らなくなり高額な交換費用がかかるケースが後を絶ちません。
ヘッドレストが前席にぶつかる干渉
背もたれが最後までパタンと倒れない場合、前の座席(運転席・助手席)が後ろに下がりすぎているのが原因です。
ヘッドレスト(頭あて)が前のシートにぶつかってしまうため、一度前席を少し前にスライドさせるか、後部座席のヘッドレストを外してから倒し切ってください。
倒した後の荷室!フルフラットと段差の現実
結論から言うと、ミライースの後部座席を倒しても完全なフルフラット(真っ平ら)にはなりません。
わずかな段差と傾斜が残るのが現実
シートの座面の厚みがあるため、トランク(ラゲッジスペース)の床面と倒した背もたれの間には「数センチの段差」ができ、背もたれ自体も少し斜め上を向いた傾斜が残ります。

車中泊や大きな荷物を積む工夫
ニトリの組み立て家具や、段ボール箱、小型の家電などであれば、この状態でも十分安定して積載可能です。
ただし、車中泊のベッドとして使いたい場合や、精密機械を水平に置きたい場合は、段差を埋めるための厚手のクッションや専用の車中泊マット、毛布などを敷く必要があります。用途に合わせて工夫して活用してください。


